前回の記事では、参加者の方が1人でできるアイスブレイクを紹介しました。
→前回の記事はこちら
アイスブレイクの概要や使い方のポイントはそちらにまとめいますので、ぜひご覧ください。
今回はグループ編です。
いくつか知っておけば、咄嗟の時にも使えますし
1つのゲームを応用して様々な形で楽しむこともできますので、ぜひ以下の記事を参考にしてみてくださいね。
アイスブレイク、ゲームの選び方とタイミング

使うタイミング
いつアイスブレイクを入れるか、と考えるときに
私は「どんな目的でそのアイスブレイクを使うか、どんな体験をしてほしいか」
ということ大切に考えるようにしています。
研修初回、研修冒頭
第1回目の研修。
場の空気が緊張した状態になっていると思います。
これでは参加者も研修担当者も居心地が悪く、
どんなに良い内容の研修を用意していても、学びが深まらないかもしれません。
そんな場の空気を和ませるために、
またその場に安心感をもってもらうために、
アイスブレイクを行うようにしています。
食後の時間帯
昼食後の時間帯。
どうしても眠くなる時間帯。
参加者が眠そうにしていると、研修担当者も「内容がつまらないのかな」と不安になってしまいます。
そこで、眠たくて重たい雰囲気になる前にリフレッシュを目的としたアイスブレイク。
空気が軽くなるような、リフレッシュした感覚になりますよ。
難しい内容が続いたあと

法律や用語の説明など、参加者が「難しい」と感じる内容が続くと
重たい雰囲気が会場に漂う場面がありますよね。
ここで少しアイスブレイクを入れると気分転換になり
次の内容への切り替えがスムーズになりますよ。
グループワークの前
グループディスカッションなど、グループワークを行う研修も多いかと思います。
いきなりグループワークに入るよりも
少しゲームなどを入れると、グループ内の緊張感も和らぎ
グループワークでの意見も出しやすくなると思います。
どのアイスブレイクを選ぶか

「どのゲームを選ぶか」は、「いつ使うか」によっても変わります。
例えば、研修初回であれば参加者は初対面同士であることが多いと思います。
初対面の人と沢山話すことに抵抗がある方も多いでしょう。あまり話さなくても参加できるゲームのほうが安心してもらえます。
抵抗があることを最初に行うと、研修のモチベーションにもかかわってきますので注意が必要です。
アイスブレイク・ゲーム、ネタ3選(グループ編)
では、具体的にグループで行うアイスブレイク・ゲームを4つご紹介します。
手順・説明が簡単な順番でご紹介しますので、研修の時間やタイミングで使い分けてみてくださいね。
NOT30!

設定した数字を言ってしまった人が負け!というシンプルなカウントゲームです。
やり方
- じゃんけんをする
- じゃんけんで勝った人から時計回り
- 1人1~3つまで数字を順番に言う(1つでも2つでもOK)
- 順番に数を言って、最後に30を言ってしまった人が負け
活用例:
自己紹介やグループで意見交換する際の順番を決めるとき、
「ではこの30を言ってしまった人からどうぞ!」とつなげるとスムーズですよ。
指定しりとり
やり方は通常のしりとりと同様です。
あらかじめ決められた最初と最後の単語に、どれだけ早くたどり着けるかを競います。
やり方:
- 最初と最後の単語を伝える(例:最初いちご、最後きりん)
- グループで1人ずつしりとりをつなげていく(紙に書いていく)
- 最後の単語に早くたどりついたチームが勝ち!
例:いちご→ごりら→らっぱ→ぱんだ→だるま→マイク→くじびき→きりん
ポイント:
紙とペンがあると記録しやすく、勝敗もわかりやすいです。
聖徳太子ゲーム
一度に複数の話を聞いたとされる聖徳太子にちなんだ、リスニング力が試されるゲームです。
やり方:
- 4~6人グループを作る。
- グループの中から1人、聖徳太子役を決める。
- 聖徳太子以外のメンバーが同時に言葉を発する。
- 聖徳太子役はできるだけ多くの単語を聞き取る!
まとめ

いかがでしたか?
今回はペアやグループでできるものを3つ紹介しました。
ゲームはあくまでも場の雰囲気を和らげるするためのツールです。
細かい手順にこだわらず、研修会場の空気が少しでも和やかになるように
参加者の居心地がよくなるような、あたたかい雰囲気づくりにアイスブレイクを活用してみてくださいね。
この記事がみなさんの研修でお役に立てますと幸いです。