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資格更新にも役立つ!心理士が研修を探す方法6選

心理士として活動していると、「研修に出たいけれど、どこで情報を探せばいいの?」と悩むことは少なくありません。特に駆け出しの頃は、情報源が見えにくく、周囲の人に聞いてやっとわかることも多いと思います。

大学院に所属しているときは、掲示板や教授からの案内などで自然と研修情報に触れる機会がありました。しかし、社会人になると研修案内を目にする機会は少なくなる人も多いです。職場に案内が届くこともありますが、職場によっては情報が限られますし、1人で働いている場合は自動的に情報が入ることはほとんどありません。

研修はスキルアップの場であるだけでなく、臨床心理士の場合は資格更新に必要なポイントを取得できる場でもあります。更新のために定期的に研修を受ける必要があるため、効率よく情報を集めることが欠かせません。

この記事では、心理士が研修を探すときに役立つ6つの方法を紹介します。研修を探す際のヒントになれば幸いです。

日本臨床心理士会のサイト

日本臨床心理士会のホームページ(一般社団法人 日本臨床心理士会)では、会が主催する研修情報がまとめられています。近年はオンライン形式も増えており、地域に関係なく参加できる機会が広がっています。
会員限定の情報も多いため、研修情報を見るには会員専用ページにログインする必要があります会員専用ページはこちら)。

こちらで紹介されている研修は領域2群に相当するものが多く、比較的安価(5000円以下)で質の高い研修が多いように感じます。臨床心理士資格を持っている方は定期的にチェックしておくと安心です。

資格認定協会からの案内(郵便物)

臨床心理士資格認定協会から届く郵便物には、研修や講演会、シンポジウムなどの案内が同封されていることがあります。たとえば「こころの健康会議」などの情報もこの案内で知ることが多いです。

郵送で届くため見落としやすいのですが、年に数回届く封筒の中には、貴重な研修情報が含まれていることもあります。抽選になるような人気の研修も多いため、資格更新が近い人はこまめにチェックしておくと安心です

出身大学院からのメーリングリスト

出身大学院のメーリングリストやOB・OG向けのメールなどで、研修や学会、講演会の案内が届くことがあります。大学にはさまざまな団体や主催者から研修情報が集まるため、有益な情報源のひとつです。

卒業後もメーリングリストに登録しておくと、心理士会や学会とはまた違った、実践的で専門性の高い研修情報を得られることがあります。特に、若手や大学院生向けの内容が多い印象です。

 X(旧Twitter)の出版社アカウント

心理学や臨床心理に関する書籍を出版している出版社の公式アカウントでは、研修や講演会の情報が発信されることがあります。
特に遠見書房は臨床心理士向けの研修を主催することも多く、金剛出版なども心理職向けの研修情報を積極的に紹介しています。

何気なく見るSNSで研修情報を収集できるのはとてもありがたいものです。
探そうと思って目的の研修を見つけるのは意外と難しいので、自然に情報が入ってくる環境をつくっておくのがおすすめです。

 学会(年次大会・学術大会など)

年次大会や学術大会では、シンポジウムやワークショップ形式の研修会が多く開催され、資格更新ポイントの対象になる研修もあります。

学会に参加すると、最新の研究や実践事例を学べるだけでなく、同じ領域の心理士や研究者とのネットワークづくりにもつながります。地方に住んでいてもオンライン参加できる場合があるので、チェックしてみるとよいでしょう。

資格更新のポイント取得対象となる学会・研修については、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の「教育研修機会(ポイント取得)としての承認学術団体一覧」のページをご覧ください。
承認学術団体一覧はこちら

都道府県の臨床心理士会主催

各都道府県の臨床心理士会でも、研修会や勉強会を定期的に開催しています。
全国規模の学会や臨床心理士会とは異なり、地域に密着したテーマや、実務に直結する内容が多いのが特徴です。

また、対面形式の研修が中心となることが多いため、近隣の心理士とのネットワークづくりにもつながります。研修の案内は、各都道府県の臨床心理士会ホームページやメーリングリスト、郵便物などで届きます。

まとめ

今回は、心理士が研修を探す方法を6つ紹介しました。

最近は、カウンセリングルーム主催の研修なども増えており、選択肢が広がっています。また、オンライン研修が本当に増えて、地方に住んでいる人や忙しい人でも参加しやすくなったのはありがたい変化です。

研修は、資格更新のポイント取得だけでなく、日々の臨床に役立つスキルや新しい知見を得る貴重な機会でもあります。どの方法で情報を得るにしても、自分に合った方法でこまめにチェックしておくことが大切です。

特に、人気の研修は抽選になることもありますし、オンラインでも定員がある場合があります。気になる研修は早めに確認・申し込みすることで、参加のチャンスを逃さずに済みます。

研修を通して新しい知識や技術を取り入れることは、日々の心理臨床の質向上にも直結します。ぜひ、この記事で紹介した方法を参考に、自分に合った研修を見つけて、スキルアップやネットワークづくりに役立ててみてください。

この記事をご覧いただいた皆さまへ

本記事は、心理臨床の専門家の方々を対象として執筆しています。専門的な内容を含むため、心理臨床を専門としていない方には、少しわかりにくく感じられるところがあるかもしれません。できるだけ誤解のないように、丁寧に言葉を選びながら書いております。ご理解いただけますと幸いです。

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執筆者:Tic. & Ket.(臨床心理士・公認心理師)

臨床心理士・公認心理師
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